当サイトでは,公務員試験対策に必要な知識や情報を,経済科目を中心に整理してご紹介します。

情報の非対称性

情報の非対称性

 →当事者(例;売り手と買い手)の間に情報の偏りがあること
 1)道徳的危険(モラル・ハザード
 →倫理観の欠如によって発生するリスク
 (
例;営業マンのサボタージュ行為
 
対策;インセンティブ契約(意欲を起こさせる契約),
    モニタリング(
監視)の強化
  道徳的危険    逆選択
 事後
(契約後)

 
 行動面
 事前
(契約前)

 
品質面
 プリンシパル(依頼人)  イジェント(代理人) 
  
エイジェントの行動に情報の非対称性

 2)逆選択→(取り引きされる財の品質を買い手がよく知らないため)誤って低品質な財を選択してしまうこと
 例)中古車取引  対策;シグナリング-----財の品質や属性をシグナルとして送ること
   (例;ブランド製品,
ISO9001の取得,資格)

 
cfレモンの原理
  →(情報の非対称性によって)市場に出回る財の平均的な質が低下する ...との原理

【過去問】
完全な市場が存在しない基本的な理由として道徳的危険(mora1 hazard)と逆選択(adverse selection)の2つがあげられるが、これらに関する次の記述のうち、妥当なのはどれか。【国T】

1.一般に商品の品質に関する情報について、買い手は不完全な情報しかもちえないので、家電製品等について品質保証が行なわれていることで、売り手による道徳的危険を回避することができる。
2.ある財に対して多数の利用者がある場合、利用者相互の選好に関する情報が得られないため、自己の真の選択を隠して他人の負担によってもたらされる便益を享受しようとすることを、逆選択という。
3.多額の保険がかかっている場合に、被保険者が健康維持の努力を怠るようになり、保険会社の債務に影響を与える行動をとることを逆選択という。
4.危険に遭う確率の異なる人が同じ保険に加入しているとき、危険の程度の低い人のほうが保険料支払いについて不利になるため、結局危険度の高い人が保険に残ることとなる。この現象を道徳的危険という。
5.保険会社は被保険者が損失の一部を負担しなければならない共同保険を実施したり、一定額を超える損失の超過額に対してのみ保険を支払うという控除制をとることによって、道徳的危険を回避しようとする。

【解答】
 正答 5

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